2015年9月21日月曜日

茸シーズン到来

9月も下旬となり山里では秋の気配を意識するようになりました。そして秋といえば茸シーズンの到来です。茸といえば何よりも毒きのこを誤って食べないこと注意を払わねばなりません、長野県でも毒きのこ中毒撲滅月間に入って、注意喚起がなされると共に、保健所では茸に関する相談に応ずる体制がとられます──そんなきのこですが、東京電力福島第1原発の事故以来、毒きのこに加えて放射能汚染にも気を付けねばならなくなりました。

要注意のきのこは主に野生のものになりますが、長野県下では出荷制限を受けている地域もありますし、私たちの測定所のある信濃町でも、例年、放射性セシウムが合算で数十ベクレル前後の検出をみることもあって、野生きのこは要注意の筆頭になっていました。

そして今年はきのこがよく目に付く(つまり採取しやすい)ので予備調査を試みましたところ、可食・非可食を問わず数種が混在だったり、サンプルも少ないので断定的なことは云えませんが、国の基準値超えがありました。セシウム137に関しては福島事故以前の残存物の含まれている可能性もあり、これからスタッフの都合がつく限り広く調査したい考えているところです。こうした状況もふまえて、私たちの測定所からも野生きのこについて改めて注意喚起いたしたくおもいます。(yos)

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